縦書きブログ「八軒家南斉」

WEB1グランプリ 準グランプリ受賞

2004年10月30日

十月三十日(土)

十一時に、お葬式。

野球にせよゴルフにせよ、スポーツ選手の鍛え抜かれたパワーフルなからだつきを、かば君やわに君のようなあまりスマートでない動物におきかえてみる作業は、おもしろい。これは、日本シリーズに優勝した西武のカバレラ選手のつもり。ゴロあわせでなく、打席に立ったときの威嚇のポーズが、かば君とイメージがなじむと思ったがどうだろう。今週の[NUMBER]614誌の表紙に、ヒントを得た。

ゴルフ雑誌ALBA11月号から、加瀬選手の「ここがすごい」力みがなく大きいスイング。ミート率抜群。という見出しのレッスンページ。連続写真の1コマから、フォームを拝借した。

体重移動、よおし。うん、なかなか堂に入っている。
カバ選手ナイスショットだ。よろけるようなショットに悩んでいるぼくも、あやかりたい。
ゴルフのデリケートなスイングの型は、写真をみても描きにくいのだが、ぼくのように下手でも多少かじっていると、体が覚えていて形がとりやすいのは妙だ。

ぼくは、ピアノはおろか、ハモニカも、ギターも、演奏できない。だから楽器を演奏するときの微妙な指使いや体の動かし方は、写真だけでは、つかみにくいものだ。描こうとすると、悲しいかな、どうしても、うそっぽくなってしまう。カバ君やわに君にハモニカ吹かせようとしてみても、イメージがわきにくいのだ。
ほったらかしにしておいた、例の河童シリーズ。気にはなっていたのだが、突然、ひらめいた。秋深まる夜、河童君が川原で仰向けにひっくり返って夜空をながめているポーズを思いついた。別に深い哲学的思い入れはない。

河童の首から上は、これまでの顔を、流用する。
ペイントの「変形」の出番。「反転と回転」とくりかえし、河童の首を仰向きにさせるのだ。あとは、手を首のうしろにくませてみたり、写生するわけに行かないから、自分で身をよじって想像する。べつにデッサンがくるっていてもおかまいなし、パズルみたいだ。
ただし、パソコンの画面にゆとりがないから、こんなに窮屈な構図になってしまった。月をみてなにやら物思いにふけっている河童が、画面からはみ出しそうだ。

投稿者 nansai : 2004年10月30日 00:00

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