縦書きブログ「八軒家南斉」

WEB1グランプリ 準グランプリ受賞

2005年02月04日

二月四日(金)

老人には縁のない話だが、まもなくバレンタインデー。デパ地下などで早くも過熱しているチョコレート商戦が、面白おかしく報道されている。

世界中のブランドチョコが日本に集結しているそうな。いまや、チョコレートのやりとりが、国民的行事になったのか。
いつの間にか、この国では、チョコレートを女性が男性に贈ると勝手に決められてしまった。かつては控えめな日本女性は自分からは愛の告白はしにくいから、というヘリクツだが、結果としては、チョコレート業界のこのたくらみは大当たり。先輩の国々では、愛をコミュニケートするのに、男女どちらが何を贈ってもいい、別にチョコレートにかぎらないらしい。

インターネットで、海外のデパートのギフト事情をしらべてみた。ぼくは、ながいあいだ海外へは出かけたことがない。しかし、ネットのおかげで、瞬時に一流デパートのカタログを盗み見ることができる。こうやってえらそうに、店頭を見てきたように、情報通?を気取れるのだ。
バレンタインデーの贈り物のおくりさきは、男、女、カップル、おもしろいのは、赤ちゃんだ。愛の結晶にもプレゼントか。ギフトもチョコレートに限らない。バラなんかの花も人気だ。男から女性へはあたりまえで、香水、バッグ、ものすごく面積のすくな い下着など、いろいろ。

なに遠慮することはない。これから日本でも、チョコ以外なんでも贈ろうのオープン商戦になるだろうか。バレンタインの送り先リストにに、老人もいれておいてほしいものだ。

インターネットで、GODIVAのカタログをあけてみて驚いた。たくさんの種類のチョコレートが、こだわりの一粒ずつ、紹介されている。トリュフ、ビスケット、ナッツなど、オールスターゲームの選手紹介のようだ。それがどのギフトセット箱にはいっているか、ごていねいに、説明されている。まるで貴重品扱いだ。

打ち続く不景気でせちがらくなり、義理チョコは衰えたようだが、女子高校生の間では「友チョコ」がはやっているらしい。友人同士で交換する、これなんか、からっとして、いいのではないか。おとなたちも、まねしたらよい。

「義理チョコ」は、日本の職場ならでの奇習だが、このごろでは、OL諸嬢も、費用対効果を考えてひかえるようになったのだろう。上司なんて、きょうび、なんぼのもんじゃい。やつかみでいうのではないが、すたれて当たり前だ。

「自分へのご褒美」とかで、ブランドチョコレートを数粒買って、ひとりで某夜ひそかに味わうのも、なにやら秘儀めいて陰々メツメツ?ま、それもいいか。
ハーシーの広告コピーにでてくる英語でindulgeは、耽溺という意味だが、がまんしていたチョコレートを口に入れるときの気持ちをよくあらわしている。ま、いいか。自分を許しましょう。

さて、バレンタインのお絵描きのテーマは、天使と、ハートだろう。愛のシンボル、心臓をかたどったハートは、永遠のテーマだ。
アイデアとしては、例によって、一見関係のなさそうなものを組み合わせてみた。
ピンクパンサーみたいに、全身ピンクのくま君にエンジェルの羽根をはやして、ハートを射抜く弓矢をもたせてみたが、どうだろう。

こちらは、欧米スタイルだ。どちらも風采のさえないワニ君とゴリラ氏だが、この日ばかりは花束をかかえて決まり。デートにでかけるのもサマになっている。絵にはなりそうだ。


この小さなハートは、一昨年描いた試作だ。何となく描いて、すっかり忘れていた。こうして伸ばしてみると、われながら、なんとなく新鮮なできばえに見えてきたのも、奇妙だ。

投稿者 nansai : 2005年02月04日 15:27

All Rights Reserved, Copyright (C) 2005, Contentsfarm Ltd & SKYARC System Co., Ltd,