縦書きブログ「八軒家南斉」

WEB1グランプリ 準グランプリ受賞

2005年02月20日

二月二十日(日)

タイガースは、ことしはどうだろう。投手陣は、ひいきめにみても楽天的には、なれない。ここ何十年、ぼくは大歓声に沸く甲子園には足をふみいれたことはない。切符の買い方をよく知らないからだ。ぼくのように勝てばうれしいだけの、入場料を払わないやつは、ファンといえるのかなあ。今シーズンも、テレビサイドで、結果は、あまり期待せずに、野次と応援を楽しもう。

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おもしろいのは、虎よりも、トラキチの生態である。八方ふさがりでお先真っ暗の関西。東京に引き離され、元気のいい名古屋、福岡に追い抜かれた大阪だ。せめて、タイガースに託す思いは、複雑だ。勝つにつけ負けるにつけ、トラキチの応援行動は、これはもう、社会現象である。ぼくもさまざまのトラキチをこっそり描いてきた。

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ある日、だれでもかんたんに虎の顔が一筆で描ける方法を思いついた。こんな顔である。ピンクの鼻から描き出すのだ。

毎試合、先取点をねらって、ぼくらは、叫ぶのだ。
「ハナからゆくでえ!」
「ぶっち切れえ、タイガース」と、鼻歌を口ずさみながら、こどもでも描けるように、作詞もした。
だれにでもすぐ描ける虎。強そうな虎。
ハナ歌うたいながら、さっと描けるぞ。
さあ、甲子園で、みなで虎の絵をプラカードに描いて高く掲げよう。テレビカメラも望遠レンズでとらえてくれるぞ。君の描いた絵がテレビいっぱいに映るんだ。





まわりにみせると、いつになく反応がよかった。みんなおもしろがってくれたので、勇気を出して、知り合いの作曲家にお願いして「お絵描きうた」をつくってもらった。学生コーラスを呼んで、録音も。




ところが、時期が悪かったなあ。大阪じゅう、ちょうど、星野タイガース優勝の大フィーバーで、あやかるどころか、消し飛んでしまい、虎のお絵描き歌は、zzzzzzz、目下冬眠中、お蔵入りの状態だ。ご希望ならばご披露しましょう。

投稿者 nansai : 2005年02月20日 16:27

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