2005年03月26日
三月二十六日(土)
ワールドサッカー。やはりイランには、負けてしまった。力の差があったのか。
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池内 紀の「たのしい読書術 生きかた入門」(集英社)から。
「借用」という章で、井伏鱒二が取り上げられている。
「借用と窃盗は違う。明らかに違う。ふつう借りれば返す。その際、利子をつけて一件落着だ。窃盗は無断借用だ。井伏鱒二はよく借用した。」池内氏によれば、黙っていただいてもいいが、ころあいを見計らってそっと返したらどうだろうといっている。
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借用であったものが、ある時点を超えると盗みになる。ときに、井伏は、程よいときに理由を明示するのを怠った。
かれの持ち味のドキュメンタリーの手法は、原典からの引用がどうしても多くなる。ぼくの好きな「厄除け詩集」にも、無名のネタ本が存在したのはショックだった。言い出せないままに時がたって、文壇の巨匠になってしまったのではないかと、池内氏は好意的にだが、指摘している。
インターネット時代、著作権というほどの問題でなくても、モラルの点で指弾される時代になっている。
そういえば、だれかに見せるあてがあるわけでもないから関係ないのだが、ぼくのばあい、ネットの図鑑や新聞雑誌などの写真をまた写して、描くことが多い。
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どの写真も、対象を前にして、カメラマンが決定的瞬間にシャッターを切っている。熱帯の鳥にしても野球選手のフォーム にしても、かれらのカメラアイとシャッターチャンスを、ぼくはことわりなしにありがたく「借用」させてもらっているのだ。
もちろんスキャナーで複写するようには、描けない。結果的にそっくりに写せず、ゆがんだり狂ってきて、たくまずして、自分としては面白い?味がでてきたりする。すみませんねえ。
ちなみに、この派手な色合いのオウムは、たしかずいぶん前の広告写真をみて描いたものだ。オウムの顔の模様のようなものは、写真を見て初めて気づいた。
カラスの意地悪そうなポーズは図鑑から。この犬は、雑誌の口絵写真からだ。写生できないぼくは、こんな人間の目では留められないストップモーションの写真がとても新鮮に感じられる。
あ、これは描きたい。そのひらめきは、ぼくだけのものだ。
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投稿者 nansai : 2005年03月26日 09:16


