2005年04月14日
四月十四日(木)の一
大阪駅前東口の街頭で、毎日、雑誌を片手で高く掲げて売っている人がいる。かなりの年配の男性。手がしんどいだろうにと思ってみながら、脇をすりぬけるようにして通る。何の雑誌だろうか、表紙とか内容がよくわからない。一部200円。
場所が交差点のそばなので、通行人はみな忙しく通り過ぎてゆく。内容も見ずに「ください」と、声をかけるのは、施しとみられても照れくさく、ちょっと抵抗がある感じだ。
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その間の事情が、読売新聞「ざっくばらん」に紹介されていた。雑誌の名は、「日本版ビッグイシュー」。大阪で創刊され、ホームレスの人々に販売をゆだねている。
一部200円のうち、110円が販売員の収入になるそうだ。街頭に立つのは、朝八時から夜八時まで。一日30部売れれば、簡易宿泊所に泊まれて、3食の弁当が買える。一日206部売った人がいて記録になっている。
一日立ちっぱなしだが、ホームレスのひとたちにとって、
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これが自立の支えになるという思いが、はげみになる。
このような雑誌をストリートペーパーという。
日本版との関係は、よくわからないが、イギリスが本家のTHE BIG ISSUEは、立派なウエブサイトもつくっている。1993年、ホームレスと社会的に阻害された人々のためのキャンペーンとして立ち上げられた。ジャーナリズムと芸術芸能の記事を載せたしゃれた雑誌のようだ。「ストリートライト」というコラムは、ホームレスの人たちが寄稿している。96年からは有名人が市場に続々登場。記事のレベルも高いからか、数々の賞もとっている。週刊誌として発足し、イギリスの諸都市、シドニー、ケープタウン、ロスアンゼルスに延びた。
ホームレスのひとびとの自助努力を後押しするこのようなアイデアは、もっと、広まってほしいものだ。
投稿者 nansai : 2005年04月14日 08:58


