2005年08月22日
八月二十三日(火)
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こんな「絵のようなもの」を、ぼくはマウスをこちょこちょと操って描いている。というと、たいていの人が驚く。プロのデザイナーも、びっくりする。(ソフトは、ウインドウのおまけについている無料のペイントのお世話になっている。)
びっくりはするが、ぼくの腕前に感心するのではなく、
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よう、やるわ、動物園でシュールな絵を描くチンパンジーを見るような目つきになるのがおかしい。パソコンで、マウスを動かして、そんな風に絵を描く人はいないからだ。
「信じられへん」とあきれる人もいる。
要は、「なれ」だけなのに。
どんな不器用なひとでも(ぼくがそうだ)日本人なら、箸をあやつれるようなものだ。
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最初はノートパソコンの上を指をぎこちなく滑らせて描いていた。買ったノートパソコンにはマウスがついていなかったので、まだマウスの使い方をしらなかった。
珍芸とみられても、ぼくは、お絵かきマウスの意のままにならぬぎこちない不自由さが好きだ。どう描いても、たどたどしくなってしまうのがいい。時に、自分が描いたと思えないようないい味がだせたりする。しばらくたって、もう一度描けといわれると、もう再現できない。そこが、しろうとだろう。その一瞬の気持ちの高ぶり、弾みか偶然が、プロの絵描きでないぼくにとっての出会いなのである。
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そんな偶然の産物の破片が、ぼくのアーカイブには、だいぶたまってきた。他人の目には、ごみ、産廃であろう。これ、自分が描いたのかなあ?と、思い出せない絵も多い。ごみ捨て場から、ほこりをはらって、少し掘り出してみよう。
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思いつきと、いちびり衝動が必要だ。こんなしょうもないことに、時間をさくのだ。まったくの独りよがりの世界で面白がるのに、理屈はいらない。
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ばくのお絵かきは、誰にも教わったことはない。見よう見まねは、手本がないからできなかった。絵のスタイルは、描きたいように描くから、ばらばらである。へんなテクニックは、いろいろ試行錯誤で、ぼくが勝手に思いつき編み出したものだ。制約の多い「ペイント」で描くための苦し紛れのテクニックである。
ぼくの苦手とするゴルフだって、最初のプレーヤーの羊飼いたちは、原っぱでボールを打つのに、フォームもへったくれも、自分で勝手に工夫したに違いない。負け惜しみでなく、なんでもまず我流が大事なのだと思うのだが。
自慢ではないが、小学校から、ずっと絵の賞状は一枚ももらったことがない。不器用で注意力散漫だったぼくはきれいに塗りつぶす、ていねいにしあげることが、きわめて不得意だったからだろう。幼いころから、ぼくなりの絵心は、あったと思うのだが。
ぼくは、60の手習い期を過ぎて、古希近くなって、パソコンに出会った。めんどくさがりやでものぐさなぼくにとって、これこそ究極のお絵かきマシーンだった。
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投稿者 nansai : 2005年08月22日 15:06


