縦書きブログ「八軒家南斉」

WEB1グランプリ 準グランプリ受賞

2005年9月28日

九月二十八日(水)の二

「エライこっちゃ」(サンスポ)とか、今朝のスポーツ新聞は、今夜の巨人阪神戦そっちのけで、いっせいに村上ファンドの阪神電鉄株大量取得を報じている。「阪神乗っ取られる」などとおおさわぎだ。おもしろおかしく、「V目前・・・岡田ア然」、「第三者に転売も」などという無責任な見出しもある。

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ファンはみな戦々恐々だが、村上氏自身は、関西出身で、阪神電車に乗って通学し、タイガースファンだったらしい。だから、めったなことはしないだろうと、たかをくくっている見方もある。しかし、甲子園にあこがれ道頓堀でそだったミスタームラカミが、少年時代の夢を実現するために、阪神を買収したなんてことはあるはずがない。
大株主は、(それも、海外のファンドマネーらしい)阪神をよくしたいとこころから願う慈善事業者でもボランティアでもないだろう。
海外から資金を集めているファンドは、年利10%から20%の見返りを期待するのだから、約1000億円ともいわれる投下資金がにっこりできるには、どういう計算があるのだろうか。

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資本というものは、勘定高く、ドライで、移り気だ。しばらくはカトリーナ台風のごとく暴れまわって、そこそこに大もうけしたら、おそらく、向きを変え、つぎの餌場、中国にでも、とんでいってくれるのではないか。

2リーグ分裂前は、プロ野球の勧進元は、電鉄が主で、大阪は、阪急、近鉄、南海、阪神、全国区では、これに国鉄、東急、西武、西鉄という面々だった。これに、新聞社が、読売、毎日、中日、西日本、映画会社は、東映、大映、松竹などなど、うたかたのごとく、あらわれては消えていった。

さて、21世紀のタニマチは、金満ファンドご一統となるのだろうか。オリックス、楽天、ソフトバンク、ホリエモン、ムラカミなど、IT産業、それも、つまりは、金貸し企業だ。

投稿者 nansai : 2005年9月28日 17:00