2005年11月07日
十一月七日(月)
阪神御堂筋パレード
人々は、その一瞬のために、群れつどうのだ。目の前に、自分のスターが現れるときである。ヨンさま、ディープインパクトの三冠達成など。
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そして、阪神タイガースの御堂筋パレード。
雨の中を、十八万人御堂筋沿道に並んだというのだ。阪神の選手を一目見るために。三年前のパレードでは、土砂降りの中、四十万人がつめかけた。日本一は逸したが、十八年待ったセリーグ優勝だった。でも、今回は激減したが、それでも、雨中に十八万人である。
テレビを見て驚いた。感激のあまり泣いている女性たち、おばさんも若いのも。みなユニフォームを着ている。
「もうこれで死んでもええ、」というお年寄りもいた。
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いまや、女性がふえた阪神ファンは、ヅカファンと同じく、甲子園大劇場の観客なのだ。選手たちは、アイドルで、スターだし、芸能人として親しまれているのだろう。ひょっとするとゲームの勝ち負けには、さほど関心ないのかもしれない。(それでいいのだ。球団がなにもしないのに、ファンたちは大満足。巨人もうらやむ最高のファン対策が成功した。ムラカミファンドもつけいるすきがない。)
しかし、ぼくなどからみると、日本シリーズの三十三敗四勝の惨敗が釈然としない。ぶざまだった。無知かつ無防備のため、ID野球の餌食になった。
敗れるにしても、もっと負けようがあったと思ってしまう。乃木将軍ではないが、何の顔(かんばせ)あって、ファンにまみえんと、顔向けできない気持ちになって当然じゃないの。うーん、古いのかねえ。
ここは、オカダ監督は、日本一が来年の宿題になりました、などと、ええ格好つけてはいかん、「すべて指揮官のわたしの責任でした。パレードは辞退します」、と、ジェスチャでもいいから、断固、言い切る。
あわてた関係者が、「まあまあ、お気持ちはわかりますが、監督二年目でセリーグ優勝の偉業はたいしたものです、ここは、銀杏並木を、胸はってパレードして、来年こそ日本一にとファンに約束してください」など、くっさい芝居が必要だったのではないか。
そして、リベンジを誓う「ああ、涙の御堂筋」と、こうこなくては。平成の四十七士だ。
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そもそも「忘れ物」をとりにゆくという考えが間違っていた。あまい。福岡にあるはずの遺失物窓口が、急に千葉に変わって、とまどった、などとはとんでもない。
そもそも、日本一は、阪神のものではない。かんたんに返してもらえると思ったら大間違いだった。選手が気楽な気持ちで戦いにのぞみ、相手をなめてしまった。自分の持ち物を返してもらうのではない。人の持ち物を死闘のすえ奪い取ることなのに。
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えげつない辛口の罵詈雑言を浴びせつつ、ぼけ、しっかりせんかい、と激励する03年以前のトラファン、ないし、シンパは、消え行くのみか。身の置き所がなくなった。
でも、来年がんばってほしいものだ。
でも、どうやって?
日本一ロッテの活躍した選手は、二十代の高卒だ。今江をはじめ入団三年めなどの若手がデータどおり戦いを挑んできた。一方、今年大活躍したタイガースの経験豊かな主力選手たちは、来年38歳だ。長島が引退した年齢である。
投稿者 nansai : 2005年11月07日 18:59


