縦書きブログ「八軒家南斉」

WEB1グランプリ 準グランプリ受賞

2005年12月27日

十二月二十七日(火)

ワールドサッカー
思い立って、ごみためのようになってきたファイルを、年の終わりにのぞきこんでみた。文章や絵の思いつきを、どんどんほうりこむので、何年ものあいだ、深い暗い井戸のなかにたまりにたまっている。デスクトップからはなにもみえない。
のぞきこんでみたら、意外にも、新鮮なおどろきと発見がある。物忘れがはげしいから、昔のファイルをみると、ただただ、なつかしく、みずみずしい。ネットのありがたさは、このアーカイブ性にあると思うのだ。温故知新とは、このことだ。
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来年は、ワールドサッカーがドイツで開かれる。どうみても勝目がないが、盛りあがっている。ぼくも、戌年版をひとつつくってみた。イヌを走らせ、ユニフォームはガンバのにした。だが、見てのとおり、できは、いまいち。熱気が感じられない。

思い起こせば、4年前は違った。
午年の正月は、オリンピックのかげで、ワールドサッカーは、盛り上がりに欠けたように覚えている。
ぼくだけが面白がって、むちゃくちゃにウマ年にのって、馬たちを直立させ、ボールを蹴らせて、あまり出す当て先のない年賀状をつくった。チーム名は、駄馬にちなんで、「ダバーズ」とした。
年賀状で、なぜサッカーなのか、不思議がるひともいたなあ。
いま、四年ぶりに、かれらの英姿をここに。
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種明かしすると、ダバーズの面々の顔は、ワンパターンだ。みてください。馬面を変えないで、プレーによって変化させているのが、みそ。着せ替えのパズルみたいなもので、やってみると面白く病みつきになる。金魚のうんこのようにアイデアが次々と連鎖してでてくるから、絶好のひまつぶしになる。
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ゴール前で、股間を押さえつつ(タマが当たるといたいからなあ、死ぬかもしれない危険防止)、敵のフリーキックを阻止しようとしている選手は、ぼくとしては気に入っているのだが。
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この年も、冬季オリンピックがアメリカで開催された。ダバーズにも、トーチを掲げて走ってもらった。
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このBLOGにとって、今年のビッグニュースは、この縦書きフォーマットが、サンケイ・北海道新聞などやCNETなど専門誌ウエブにとりあげられたことだろう。
若い人たちが共同して、縦組みフォーマットを開発してくれた。北海道、大阪、東京の同志たちのコラボだ。
この「八軒家南斎らく描き絵巻」は、その型式サンプルとして、紹介されたが、内容が読まれた形跡はあまりないのが残念。

長い歴史を持つ日本語が、ネットの世界で、横組み一辺倒であってよいはずがない。日本文化の伝統が無視されている。漢字かな混じりの縦書きの表記法を千年以上も続けている日本文化を馬鹿にした話ではないか。もしアルファベットで縦組みにしたら欧米人からはものすごいブーイングをあびせられるだろう。

グーグルを探すと、「縦書き」についての関心が激増し、なぜ、ネットでは日本語なのに縦組みがないのだろうという声もあがってきた。
しかし、ぼくらの縦組み提案については、賛否いろいろのようだ。

若いユーザーたちは、へえ、国語の教科書みたい、とか、どう考えても縦書きの必要を感じないとか、横組みに慣れていて、縦組みを奇異に感じるひとたちもいるらしい。
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とりあえず、ネットの世界で日本語文章の縦組み表記の豊かな表現性を、少数意見であっても主張できたと思う。来年の展開が、たのしみになってきた。

投稿者 nansai : 2005年12月27日 15:21

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