縦書きブログ「八軒家南斉」

WEB1グランプリ 準グランプリ受賞

2006年01月01日

一月一日(日)

本日は晴天なり
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今朝は快晴だった。子規作のこの歌のいかにも楽天的なところがすきだ。景気や天候に関係なく、元気の出るよう賀状のコピーに、毎年、使わせてもらっている。
ここ大阪府下の郊外では、門ごとの国旗も門松もほとんど見当たらない。こどもの羽根突きも凧揚げもこま回しも、道を斜めに歩くほろ酔いの年始客も見ず、かつての正月気分は影を潜めた。クリスマスには、家々の庭にサンタのイルミネーションをこれみよがしに赤々点滅させていたのに。

賀状にかこつけて、平素の無沙汰を詫び久闊を叙すつもりでも、ぼくのような年齢に達すると、相手の事情がかわって、すなおにおめでとうという気分になれない状況が多発してくる。で、今年は、自作を一首、

身のたけの ほどよき
しあわせ 願いおり
薄明かりさす
年はあらたに

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ぼくには、出す当てもないのに、賀状のアイデアをめったやたら考え出し一枚ずつプリントする奇癖がある。理由は、狭いハガキに、干支のイヌやサルにちなむ発想を閉じ込めるパズルとして、おもしろいからである。だが、かんじんの名簿の整理がだめなのと、宛名のプリントアウトをしないから、失礼してごく限られた人にしか出せていない。というより、出せない。
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年賀状とはおかしなもので、自分ではおもしろがって一生懸命考えたつもりで投函する。ところが、宛名人不明とかで帰ってきたハガキをみると、これまた、われながら、色あせて見えるのがふしぎだ。もらったほうが、「ン」という情景が推察できる。が、独りよがりの一方通行だからこそ、作り手がたのしいのだ。いい気なものである。
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投稿者 nansai : 2006年01月01日 14:21

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