2006年01月11日
一月十一日(水)
「ぬりえ」は、大人の頭にいいか?
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「塗り絵で脳を活性化!」こんなキャッチフレーズで、大人向けのぬりえが出版されている。売れているのだろうか。
日経にのった小学館の広告を見て驚いた。アート感覚いっぱいの全く新しい塗り絵「京都のぬりえ」1,260円、「大人が楽しむ塗絵」1,050円、描く楽しさと名画のパワーで、身も心もリフレッシュ!などと、宣伝にこれ努めている。どうやら、「大人のための塗り絵」は、静かなブームらしいのだ。
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名画も花も、大人向けの美しい手の込んだ塗り絵ブックが、いろいろそろっている。絵を描きたいけれど絵心がない人向けに、あきらめないでと、塗り絵をすすめている。色を塗ることは脳を活性化しリラクゼーション効果があるらしい。頭が元気になり癒しの働きが期待できるとは知らなかった。
海外でも、塗り絵は、英語でカラリングブック。AMAZONを開けてみたら、驚いた。あるわあるわ、6、000冊以上の種類がある。童話、漫画、風景、花、むかしから、なんでも塗り絵ブックになっていたようなのだ。欧米で、塗り絵がおもちゃでなく書籍として出版されていたとは知らなかった。
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この絵巻に、「MSペイント」で描いているぼくの絵は、実は、塗りえのようなものだ。輪郭の線を、自分ですきなように描き、好きな色でぬりつぶすのだから。いってみれば、自分で作る自由自在な塗り絵なのだ。いわれてみると、たしかに、暇つぶしの域を超えて、アタマの体操にはなっている。
超初心者向きに、オマケとして添付されているのがお絵描きソフト「MSペイント」だ。日進月歩のドッグイヤーにも、まったく改良されたあとはないが、このソフトのすごいところは、塗りつぶし能力だ。りんかく線のなかを、みごとに瞬時にきれいに塗りつぶしてくれる。
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小学生のころ、本来絵がすきだったぼくが、先生の評価を得られなかったのは、せっかちでアバウトな性格から、色の塗りつぶし方がおろそかだったからだ。乱雑な手抜きにみえてしまう。クレヨンでもパステルでも水彩でも、かたちをとるのは得意だったが、ていねいな塗りつぶしが、苦手だった。これは絵としては致命的で、中学高校でも、絵の成績がいいはずがない。
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人に教わることがへたなぼくは、絵なんか習おうと思ったことは、一度もない。だから、ある年の夏、「MSペイント」という、ウインドウズのオマケのお絵描きソフトとの偶然の出会いは、かろうじて残っていたぼくの絵心に、ぼっと灯をともしてくれた。60の手習いどころか、70歳にちかくなっていた。最初まどろっこしかったマウスの扱いになれるにつれ、デジタルの恩恵により、ぼくだけのちいさな、しかし、多彩な「塗り絵世界」が突然まばゆいばかりに目の前に開けたのだ。ビルゲイツ氏には感謝している。
ペイントの助けを借りれば、だれでも、こどももおとなも、じぶんだけの塗り絵の世界が自由自在につくりあげることができる。
楽しみながら、老いた脳が活性化できるとは、うれしいねえ。静かな塗り絵ブームを歓迎した。
投稿者 nansai : 2006年01月11日 13:07


