縦書きブログ「八軒家南斉」

WEB1グランプリ 準グランプリ受賞

2006年5月23日

五月二十三日(火)

元気と絵とのビミョーなカンケイ

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ぼつぼつだが、元気がもどってきた。じっとがまんの節酒のかいあって、連休前からカゼをこじらせていた体調が、ようやく回復してきたからだ。

今ぼくが描いている、このようななんということもない隠れブログでも、確実に読者が、一人は、いる。
それも、極めつけのへそまがりのやつが。
そいつが、ぼくの分身の、ぼく自身なのだ。
かれはなかなかうるさいパートナーで、お世辞もよいしょも励ましもなし、アイデアにまっとうなけちをつけるし、あきっぽくなげやりなところもあって、うん、いいじゃないか、とつぶやいたりして元気をくれる。

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体調がわるいと、気分が乗らず、かれといっしょに共倒れだ。熱があるわけでもないのに、なにを描く気もおこらない。ブタもおだてりゃ、木に登るというが、もともとへそまがりで、おだてに乗りたくないぼくは、「気合」よりも気分しだいだ。

このようなBLOGは、こどもの頃の夏休みの絵日記とちがって、提出期限がない。どこから頼まれるわけでもない。まったくの自己満足の世界である。描こうと休もうと、自分の勝手だ。
だから、それなりに気分が整わないと、このような下らぬ絵やよしなしごとなど描いたり書いたりする気にはならないものだ。
ぼっとしてテレビの野球中継をだらだらとみるのも、わるくない。阪神の勝ちゲームならあっという間だ。
だが、こんな絵(のようなもの)でも、いざ描こうとすると、案外、体力とは別の「躁」のエネルギーがいることに気がついた。

で、元気を回復して、なにを描きたいかというと、これがまことにくだらない。みたこともなく、あまり描かれたことがない珍獣?に、シロウトの自分なりにトライしてみたいのだ。

テーマはいろいろと用意しているが、運よく新聞やテレビで、描きたいモデルと出会えるときもある。
数日前の朝日新聞で、モデル候補を発見した。「フタバスズキリュウ」なる首長竜だ。
八千五百万年前の日本沿岸で泳いでいたらしい。
化石の発見から三十八年ぶりに、新種の恐竜と認知されたという。

海に住むこの首長竜は、全長6から9メートル、スズキさんに三十八年前に骨の化石が発見されたが、どうもうっちゃっておかれたらしく、長い間身元不明だった。このほど、新メンバーの研究チームが、ついにエラスモサウルスの新種と判断した。

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記事には、国立科学博物館提供で、化石から復元した菊谷詩子さんの想像図がそえられていた。それをみて、負けじと、ぼくも、さっそく、ふざけた蛇足版を描いてみた次第。みよ、恐竜のこの勇姿。


投稿者 nansai : 15:01

2006年5月15日

五月十五日(月)

はげたこファンド 

そもそもの話、ファンドが、タイガースなんか、愛しているはずがない。なのに、大阪出身の村上氏は、ボクトツな阪神ファンに、正義の仮面をかぶってみせた。衣の下からヨロイがみえみえだったが。

ファンドの正体は、利に飢えた札束である。大なり小なり、石油投機で得た利益など、世界中のあぶく銭を吸い寄せたタコ恐竜だ。
甲子園や大阪駅かいわいの阪神の持つ不動産が市場で高く売れるのを見越して、株価を吊り上げたところで、さっさと売り抜けるのが狙い、なのは自明だった。

狙われた阪神にしてみれば、後生大事にかかえこんでいたトラの子の含み資産をばら売りされて、儲からぬ割に社会的責任の重い電車部門だけ残されては、たまったものではないわけだ。
手に汗握るマネーゲームのつばぜり合いだが、阪急との提携は、メーンバンク三井住友銀行の都合から出てきた話だと、週刊東洋経済は報じている。なんということや。われわれが金利ゼロで大手銀行に預けたなけなしの金が、チリも積もって、サラ金へ、ファンドへと、変幻自在だ。

そうやなあ。まさに資本に国境はないわけよ。津波や鳥インフルエンザウイルスのように、儲かりそうな隙間があれば、どこからでも忍び寄ってくる。いまは、石油の投機ブームで儲かった巨額の資金が、投資先を求めて、肉食恐竜のように世界中をうろうろしているらしい。二十一世紀のいま、マルクスが生きていたら、地球上を徘徊する、恐竜のような国際浮動資本の、「資本論」を、どのように書きおろすだろうか。

阪神電車が、ファンド恐竜にばらばらにされてしまい、安全運転がおろそかになるかもしれない、JR西日本の轍を踏ませてはならぬと、国土交通省が目をひからせはじめたせいか、村上ファンドは、大株主のオリックスと手を切って、拠点をシンガポールに移すことになったという。正義の仮面をかなぐりすてて、もう誰はばかるところのない、押しも押されぬ「外資」となった。いよいよ、へたな八百長プロレスよりも、おもしろい展開となったぞ。

それにしても、これまで、ムラカミファンドの大株主が、四十五%を保有していたオリックスだったとは知らなかった。日経によれば、村上ファンドの運用するオリックスのカネ、百数十億円は、そのままらしい。
グローバルに調達された資本に、正義も郷土愛も、へちまもない。大阪ドームを買い、タイガースや甲子園にちょっかいを出し、一リーグを画策するオリックスの真意、戦略は、もしあるとすればだが、いったいなんだろう。

別の新聞情報では、阪急が株をひきとらないのであれば、ハゲタコ側は,REITに不動産部分を分割して売る、といっているらしい。
阪神が保有している不動産は、甲子園と大阪駅の西側に集中している。ならば、待ってましたと、新鮮なすごいアイデアを持つ不動産会社がいて、手をあげるだろうか。

ぼく思うに、大阪駅西口かいわいで、もったいないのは、大阪中央郵便局だ。郵便物の集配業務を、あのような地価の高いところで、おこなっているのは無駄である。村上サンも、タイガースはええから、郵政公社をゆさぶってほしい。
大阪には、観光のシンボルが乏しいのが、ぼくは気になっている。大川に面して、世界の一流都市に負けない超高層タワーが建てられないものか。外資としては、採算にあいまへんやろか。

ぼくがメンバーのゴルフ場は、経営者がバブルで大やけどして会員権が暴落したところを、ハゲタコ外資に買収された。ああ、会員権は紙くずだ。ずっと、バッグをあずけっぱなしにしていたが、ことしから、預かり料を払え、と契約書と振り替え用紙がおくられてきた。もっともなことだ。カンケイないか。

投稿者 nansai : 16:11

2006年5月14日

五月十四日(日)

以下、連休中のことだが、五月三日に腹がたったことを思い出して書いておく。

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今夜の阪神巨人戦野球中継には、腹が立った。
民放には、ファン無視の独占中継は、してほしくないとしみじみ思った。
七時。いよいよ、これからタイガースの反撃、バッターは期待の四番金本選手。という阪神ファンがからだを乗り出しいちばん盛り上がるところで、ことわりもなく中断。長々とコマーシャルを何本も何本も入れる。みたくもない場違いのシチューの説明などだ。つまらん。長すぎる。くどい、しつこい。逆転を祈るテレビの前の阪神ファンは、その間試合の状況は、目にふたをされていて、まったく見えないのだ。まさか巨人サイドのさしがねであるまい。まさに、広告の暴力である。アドハラスメントだ。
CMをいれるなら、試合の最高潮の場面でなく、イニングの間に挿入するのが、広告の仁義、エチケットというものだろう。CMを出している心ない広告主の商品名を列挙して、不買運動をさけびたくなったぞ。完全に逆効果だということに気づくべきだろうが。

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きょうの阪神ソフトバンク交流戦デーゲームに、局は違うが、またしても、腹が立つことが起きた。

なんじゃこれは。またしても、広告ハラスメントだ。広告主には、緊迫した試合のハイライトシーンを中断する権利はないと思うよ。試合の経過を「見る」のは、基本的人権である。日本国憲法には、書いてないのかなあ。
期待の江草が、ぽかぽか打たれて、意気消沈していたが、キャッチャーの浅井がホームランしたりして、反撃ののろしをあげかけたところで、「まことに申し訳ありませんが、中継を終わります。まことに申し訳ありません。」この結果は、夜のイブニングニュースでごらんください。だと。なんという空々しい物言いか。そして、CM,CM、CM、うるさい、くどい。みたいのは、試合だ。つぎのこの一瞬を見逃したくない。ほかに楽しみのない、ぼくは怒ったぞ。
せっかく盛り上がっている最中を中断するとはなにごとだ。ファン心理をまったく無視している。消費者を敵にまわすつもりか。こんな思いやりのない放送局に試合を独占的に中継報道する権利をあたえるべきではない。阪神ファンは、広告主たちに、強くネットで抗議すべきだ。
と、怒りは収まらない。あとでニュースをみたら、三点差がちぢまらず阪神は負けていた。

今後はネット上で、リレーして中継を中断せず、報道する方法を放送局の責任で開発してほしい。申し訳ないとは口先だけで、対策がまったく遅れている。ファンは、夜のイブニング放送まで待てないし、「ひきつづきネットでごらんください」と伝えるべきだ。CNNニュースのように。

投稿者 nansai : 17:25