縦書きブログ「八軒家南斉」

WEB1グランプリ 準グランプリ受賞

2006年9月19日

九月十九日(火)

大阪には塔がない

大阪には、塔がない。あっても低すぎて目立たない。大阪城も、高さではひけをとるから再開発が必要だろう。観光で世界から人々を引き寄せたいはずの21世紀の大阪だ。海外から見て一目でわかるシンボルがないのが、気になっていた。海外の都市は、上海にしても、パリ、ニューヨーク、独自の塔を立てている。

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塔とくれば、展望台だ。
十月一日がいつのまにか「展望の日」と決まったらしい。知らなかった。
てん(10)とぼう(1)のごろあわせで、全日本タワー協議会という団体が制定した。くるしいが、まずはめでたい。関西の4っの塔が参加していて、「天空京神ヨンタワーロボ」をキャラクターに選んだと新聞で読んだ。
幸福の神様ビリケンがリモコンで操縦し、困った人を助けるのだそうだ。

ビリケンとは、おもしろそうだ。ぼくも悪乗りして、通天閣の向こうを張る新タワーを、極秘裏に、スケッチしてみた。ビリケンタワーということにしよう。

ラッキーなビリケンさんにあやかって、淀屋橋とか、大川のどこかをまたいで、建てる。はるか海外からも大評判になる。安藤さんが仰天しそうなおもちゃ感覚で、ビリケンタワーはゆっくりと大阪を眼下に見渡しながら回転するのだ。
アメリカ生まれのビリケンさんは、手が短いのであしの裏がかゆくてもかけない。足の裏をなでてあげると、ご利益があるということだ。おかねがたまる。

ビリケンさんのあごの下は、ニューヨークの自由の女神塔のように展望台になっているから、大阪城や通天閣が見下ろせる。小手をかざして眺めれば、水の都の大川の水辺に、えんえんと続く桜の回廊も一望のもとだ。
ところで、この絵でビリケンさんの向かって左の足の親指にとまっている鳥にご注意いただきたい。さて?
と、まあ、ばかみたいといえばそれまでだが、ペイントとマウスで、こんなたわいもない思いつきが、こちょこちょっと、かたちに、でっち上げられる。思いつきは新聞やテレビからだ。紙一枚使うわけでなし、いちびりの一人遊びが楽しめる。おそまつ。


投稿者 nansai : 2006年9月19日 14:13