縦書きブログ「八軒家南斉」

WEB1グランプリ 準グランプリ受賞

2006年10月11日

十月十一日(水)

タイガース、あかんかった。
昨夜、中日が、リーグ優勝。延長12回満塁本塁打で巨人を破った。日本一をめざして、まずは、おめでとう。

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朝日は一面で「オレの目にも涙」。うまい。駄洒落に弱い同紙にしては、秀逸だ。
ふだんクールな落合監督が、感極まったか、厳しい練習に耐えついてきた選手をたたえ、涙したのを始めてみた。
オレ流をつらぬいた監督はいう。この世界は練習した人間の勝ちなんだ。今年は「高校野球」をずっと続けた。ランナーがでたらハンで押したように、バントをさせたと。年間150以上。動くことを好まないオカダとは違う野球哲学だ。
しかし、「阪神にあそこまで追い込まれるとは、正直、思っていなかった」そうだ。

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阪神は、終盤粘って存在感をみせた。
どたんばに、先発投手陣のふんばりがチームをひっぱった。右肩に異常を訴えていた藤川が、お立ち台で涙を流してから、10月8日巨人に敗れるまで23勝5敗、勝率8割を超えたのは立派。

が、眼下の敵ドラゴンズにあまりに負けすぎた。
なんと6勝14敗1分。これでは勝てない。王道野球をかなぐりすてての猛追も、遅きにすぎた。
猛練習に鍛え上げられた中日野球のヒットエンドランあり、スクイズあり。次の塁を果敢に狙う走塁になすすべがなかった。
鬼門のナゴヤドームでは、未曾有の1勝10敗。完敗だ。

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後の祭りだが、山場の計算を間違えた。終盤のように、なりふりかまわず、ローテーションを崩しても、むしゃぶりついても、連敗を阻止すべきだった。
負けがこむと、どうしても選手は固くなる。連敗しても、泰然自若をよそおったのは、だれの責任か。
前年度優勝のプライドからか、マイペースを崩さず、原因を究明せず、カイゼンをおこたった。手ごわい相手を侮り、無策に過ぎた。犠打など細かいプレーが中日よりおとっていたと新聞は指摘している。
負け続くドームとは相性が悪いとして、岡田監督は、宿舎を変えようと球団に提案したらしいが、見当ちがい、コソクである。

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選手たちは、甲子園を興奮で満員にし、最後までよく戦った。そう、木口小平のようだ、というと、あまりに古色蒼然、まわりのだれにも通じなかった。
えらいぞ。よくやった。
せめて来年に向かって、選手をたたえて、吼えよう。負け犬の遠吠えとも、「獅子吼」とも違うなあ。この絵をみて、なんだか猫に似ているというやつがいたが。


投稿者 nansai : 2006年10月11日 15:04