縦書きブログ「八軒家南斉」

WEB1グランプリ 準グランプリ受賞

2007年1月26日

一月二十六日(金)の一

玉子うどんをお手本に

このサイトのつくりは、ぼくが勝手にみずからにしばりをかけている。自縄自縛だ。
だれからいわれたわけでもなく、「絵巻」と称して、絵とトピック(お話)を組み合わせて横へのスクロール効果がねらいだ。即興の絵にこだわり、あえて写真は使わないことにしている。
絵がさきか、話がさきか。あ、と思いついたせっかくのひらめきとの出会いを、このごろ、すぐに忘れてしまうのだが、べつにそれも差し迫った締め切りがあるわけではなく、出たとこ勝負のおもしろさがある。

もちろん、どんなに短いものでも、筋立ては大事だ。話がなければ、なんのこっちゃい、話にならないのだが、ぼくとしては、絵が思いつけなければ、形として成立させないことにしている。絵にこだわるあまり、本末転倒のそしりは免れまいが。

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このサイトのつくりは、うどんに似ている。
玉子うどんやきつねうどんの、玉子や油揚げなどの具と、うどんと汁とのバランス。
このばあい、うどんが文章だ。絵が、油揚げやてんぷらなどの具である。うどんの量が多すぎて、どんぶり鉢からあふれ出ても困る。
このごろ、「話が長い」と、よくいわれる。具、つまり絵が貧弱で文章とのバランスを失しているのだ。
文章を短く、絵とのバランスを考えて。たまごうどんがお手本である。
この玉子うどんの絵は、話の都合上、大あわてで即興で割りいれたものだ。へたくそ、かつ、おそまつではあるが、こんな形式もあっていいと思っている。

おりしも、栗林忠道著「「玉砕指揮官」の絵手紙」が文庫本として小学館から出ている。映画「硫黄島からの手紙」の原作。昭和の初期、留学先のアメリカから、字のまだ読めない長男にあてて、鉛筆で描かれた克明なスケッチなど。愛情とユーモアと、絵の伝える力に感銘した。

投稿者 nansai : 2007年1月26日 12:00