2007年01月29日
一月二十九日(月)
このごろ短歌が元気だ
「マーラーって映画音楽みたいじゃない?」
「おお、何というお褒めの言葉!」
斉藤 寛
こんな短歌が、日曜日の日経新聞にのっていた。短歌もかわったなあ。脱皮したのか。しろうと目にも、このごろ短歌がやけに元気だと思う。
第一、ぼくにもわかりやすい。共感を呼ぶ。新聞の投稿欄でみるだけだが、俳句に比べて、文字数が多いだけ、自由で、冒険ができるのだろう。
伝統の鋳型を尊重しながらも、今生きている日本語をのびのびと駆使しているところがすばらしいと、門外漢のぼくは感心するのだ。
俵万智「サラダ記念日」の影響か。さいきんは、だれでも短歌の世界が身近に感じられ、すぐ参加できそうに思えてきた。
ついでながら、俵さんの人気サイト「チョコレートBOX」を探して開けて見たら、自選の「一人百首]これが、びっしりと横に組まれていた。
「うちの子は甘えん坊でぐうたらで
先生なんとかしてくださいよ」
これも短歌だ。せっかくのユニークな作品、いい感じに縦書きにしてもらえたら、と思う。横に組むともったいない気がする。この縦組みサイトを参考にしてほしい。
短歌も、オンライン百科事典ウイキペディアのように、題を決めて、自由編集すれば、平成の古今集、万葉集が続々うまれるだろう。選者はいらない、無限収録アーカイブとなると、おもしろくも、すごいことになる。収拾をどうするか、大きなお世話だが。
ケータイの普及で、若者は、想が浮かべば、即、時間と場所を選ばず、親指を自在に動かして、詠み人になるとテレビ特集でみた。伝統の短詩形とデジタル表現は、意外なことに、よくなじむらしい。いま風にいえば、短歌2・0だ。
もう一首、今朝の日経新聞から。
若者が眠りメールし老いの立つ電車は
ネオンの町の底行く
森田小夜子
「町の底」が印象的、と選評にあった。地下鉄通勤のぼくがよく目にする光景だ。
投稿者 nansai : 2007年01月29日 11:17


