縦書きブログ「八軒家南斉」

WEB1グランプリ 準グランプリ受賞

2007年2月 7日

二月三日(土)

鬼も、いろいろ

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きょうは、節分である。テレビでは、成田山で横綱朝青龍がピンクの裃を着せられて豆まきのシーン。
昨今は、豆まきよりは、恵方を向いて願い事を念じつつの、巻き寿司のまるかぶりのほうが、社会現象として盛んなようだ。
でも、節分といえば、

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鬼といえば、ぼくの住んでいる摂津の国のこの町には、極め付きの伝説の鬼がいた。
その名を、茨木童子という。あまり知られていない。
平安時代、大江山を本拠に京を荒らしまわった酒呑(シュテン)童子の一の子分だった。生まれたときから歯が生えていて、かわいげのない巨体が周囲から恐れられた存在だったそうな。

親分のシュテン童子は、源頼光四天王によって退治されるのだが、渡辺綱と戦い、茨木童子のみ逃げ延びたといわれる。
四天王の一人渡辺綱の本拠は、八軒家船着場かいわいだ。ぼくの会社から歩いて数分の川端、同じ町内、まさに、奇縁だ。
渡辺綱は、茨木童子の腕を切り落とすが、悔しがった童子が、老婆に化けて腕を取り戻しにくるというホラーストーリーが脚色され語り継がれている。
ぼくは不勉強なのだが、茨木童子の名は、平家物語、太平記、御伽草紙、茨木(歌舞伎)、戻り橋(歌舞伎)、羅生門(能)、綱館(長唄)などにみえるらしい。由緒正しい、えらい鬼なのだ。

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ホラー版もグロテスクでおもしろそうだが、ぼくは、かわいい路線のオリジナルの茨木童子を描いてみた。ついでに、タイガースの応援させようと、トラ柄のパンツをはかせた。首のペンダントは、Tである。

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茨木童子は、市民のぼくが知らぬうちに、いつのまにか、ちゃっかり茨木市のキャラクターに起用されていた。市内あちこちに、かわいい漫画風の像がたち、駅の売店には、みやげ物まである。

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これは、「鬼は外」豆をぶっつけられ逃げまどっている伝統的な鬼。差別されてかわいそう、という声もあがらないようだ。

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描きやすいから、これまで鬼の絵は、いろいろ描きちらしてきた。
見てのとおり、アマチュアのぼくの絵のタッチは、われながら、まとまりなく、ばらばらである。
いろんな人が勝手に描いているようにも見える。今日思いついて描いた鬼は、今風の、ができた。ちょっと疲れているフリーターだな。
MSペイントのツールボックスから、筆、鉛筆、エアブラッシュのどれを使うかでも、画風?がころっとかわるのだ。酒盃をわしづかみにしている酒呑童子をブラシツールで描いてみた。

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投稿者 nansai : 2007年2月 7日 11:59