縦書きブログ「八軒家南斉」

WEB1グランプリ 準グランプリ受賞

2007年2月20日

二月二十日(火)

大阪シティーマラソン

隣の公園のはとが、しゃべっていた。

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「東京は元気がええなあ。東京マラソンは、雨の中を三万人の市民が走ったらしい。沿道からもすごい声援や。市民の新しいお祭りやというて、新聞もほめとるわ。」
「先をこされてしもうたが、大阪が元気を出すのに役立つええことやったら、すぐまねせなあかんで。

大阪シティーマラソン!
これ、ええがな。二番煎じもへったくれもないわい。
東京かて、ロンドンやニューヨークの大都市マラソンに触発されたんやから。
大都市の景色を見ながら走るのは、市民ランナーにはたまらん体験らしい。」

「そうや。大阪は、水の都や。八軒家のここらあたりから、中ノ島、大阪城あたりの、大川沿いは、美しい世界屈指の名マラソンコースや。
世界から、観光客を呼べるわ。」

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「ここだけの話。わし思うんやけどな、「御堂筋パレード」より、市民マラソンのほうが盛りあがるでえ。あれやめたら、マラソンで世界へ大阪から、観光情報が発信できるで。パレードは、大阪ローカルのお笑い中継の扱いだけやもん。」
「ふうん。そうやけど、そらあかんと思うわ。
成功している都市マラソンは、どこでも市民ボランティアの力が大きいそうやな。で、大阪は、どうやろ?どれくらい集まるやろか。」
「そうやな。(ため息)
しかし、のりに乗ったら、阪神の優勝パレードみたいになるかもしれへんど。」

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マラソンを走りたい人に女性が増えたのは、時代だろう。走れないぼくからみれば、唖然。あのつらい長時間の走りに、氷雨が降る。でも凍えても耐えて完走したい。がんばる自分をみつめられるよろこびがあるという。えらいなあ。

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東京マラソンも、評価をめぐって、ぼろくそにこきおろしている夕刊紙もある。確かに石原ショーの面はあるだろう。だが、走りたい人がこんなにもいるとは。

NHKでは、ラストランした有森選手が、インタビューに答えて、世界の都市マラソンにくらべて、訴える「メッセージ性」がないとコメントしていた。
たとえば、ロンドンマラソンには、多額の寄付金が寄せられる。自分の走る目的は、パーキンソン病協会への寄付だとか、メッセージを掲げて走るランナーが多い。集まった寄付金は、ロンドンマラソンチャリティ基金を通じて非営利団体に寄付されるという。

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まったくのシロウト考えだが、大きなそろばんでは、大都市マラソンはペイするのではないか。鉄筋コンクリートのハコはいらない。道路などは、今ある設備を利用するのだから。
かつて大阪市長が夢見て膨大な費用を誘致運動に使い雲散霧消と消えたオリンピック投資にくらべてると、市民が走る「祭り」の費用対効果は、格段にいいはずだ。
「大阪は、生きてまっせえ。ええ町だっせえ。」
と、毎年定期的にきちんと世界にメッセージが発信できるなら、まねするのもわるくはないはずだ。これまでの大阪女子マラソンの実績もふまえて。

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投稿者 nansai : 2007年2月20日 09:35