縦書きブログ「八軒家南斉」

WEB1グランプリ 準グランプリ受賞

2007年2月26日

二月二十六日(月)

ピック症
けさの朝日新聞の一面トップは、五段抜き大見出しで、
「働き盛り 突然万引き」。
分別も地位もある中高年の万引きの原因は、「ピック症」と呼ばれる認知症だったと報じている。
ええ!そうだったのか。

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まじめに仕事をしていた働き盛りの人が、万引きをして、社会的地位を失うケースが相次いでいる。それは、若年認知症が原因だった、という衝撃のリポートである。すごい。二人の婦人記者のスクープだろうか。
認知症は、脳の前頭葉と側頭葉の血流低下と萎縮で起きる。うち八割が、「ピック症」とされている。
百年も前に症例が報告されていたという。

やっぱりと思った。
中高年で社会的地位もあり、万引きするような品物を買うカネがないわけでもないのが、なぜ。ボールペンや消しゴムを万引きして懲戒免職とは、と不思議に思っていた。当の本人は、周囲の状況を気遣わず、まったく罪の意識がないそうだ。
朝日新聞の一面に、「ピック症」のチェックリストがのっている。正しく診断できるようになったのは、この10年らしい。
同じようなケースの痴漢行為も、本人の自覚のない場合は、冤罪を言い立てる前に、ピック症を疑ってみるべきではないだろうか。シロウトの類推に過ぎないのだが。

投稿者 nansai : 2007年2月26日 17:42