縦書きブログ「八軒家南斉」

WEB1グランプリ 準グランプリ受賞

2007年4月19日

四月十九日(木)

23歳の犯人は、バージニア工科大で33人を撃ち殺し、自分に向けて引き金を引いた。いともかんたんに。
GLOCK 19。
9ミリ、セミオートマチックピストル。凄惨な凶行に使用されたのが、このハンドガン二丁だ。ネットで調べたら、おびただしい数の同製品の画像がでていた。

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先月犯人は寄宿舎から40分離れた銃砲店で、このピストルを555ドルで買った。店は、かれの運転免許証、小切手帳で名前住所を確認し、移民カードで永住権をチェックした。30分で照合が終わり、彼はクレジットカードで支払った。バージニア州で銃を買うのは、拍子抜けするほど、かんたんだ。

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今度の事件でも、アメリカの銃刀法が変わることはないらしい。銃を自衛のために保有することは、建国以来の市民の権利であるという。この既得権をめぐって、国論が二分しても、投票で覆ることはないそうだ。
文化の問題であるし、お国柄でもある。対応は容易ではないと思う。

先進国では、正常な人間が、争いの解決に理性を持って銃に訴えることはまずないだろう。
長崎市長射殺事件を見ても、決して大義をかざしての身をすてての反抗ではない。何かの不適合な精神的状態の人間が、武器を入手したときが、こわい。何とかに刃物というやつである。
アメリカよりは、まだ日本のほうが現実的に対応できる。
銃刀法があるだけましだ。銃刀狩りを、重点かつ集中的な取り締まりを定期的におこなうことはできないものだろうか。

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技術が進歩して、武器さえあれば、おんなこどもでも大量殺人できる時代だ。アフリカでも、中近東でも。

ぜったいに、銃が、たやすく手に入らない社会に。

投稿者 nansai : 2007年4月19日 16:11