縦書きブログ「八軒家南斉」

WEB1グランプリ 準グランプリ受賞

2007年6月20日

六月十七日(日)

めったにないことなので

今朝の日曜日は、気分がいい。岡の上のコンビニに、いそいそと坂を上ってスポーツ新聞を買いに行く。
昨日のロッテ戦で、阪神が、実に久しぶりで大見出しになったのだ。

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押されっぱなしで敗色濃厚のタイガースが、
土壇場の9回、一挙9点をあげ、苦手ロッテを見事逆転。いまや12球団中で、あの最貧打のタイガースが、9点とって、うっちゃったのだ。奇跡だ。信じられない!
めったにないことなので、サンケイスポーツ、スポニチ、デイリー、ニッカンと、スポーツ報知を除いて、各紙買う。ついでに、お昼の祝杯用に、プレミアムビールを一本。249円。

野球は、筋書きのないドラマだ。プロレスとは違う。
新聞の見出しは、各紙とも、アニキ金本を褒め称えるのが、大半だ。金本の不言実行はたいしたものだが、よいしょは、くだらん。

「若虎、ミラクル呼んだ」
と見出しにかかげたのは、なんとスポニチだけ。
ほんとは、ここがポイントなのに。

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エンドランかけて、もっと動け。桜井、狩野、庄田など、もっと辛抱強く、若手を使え。など、これまで鬱積したOBやファンたちのオカダ監督へのブーイングは正しかったのだ。
ようやく、というか、しぶしぶというか、オカダ監督がなりふりかまわず、打線に若手を起用し始めた。
かれは、球界では、誇り高いエリート中のエリートである。かたくなにヒットエンドランを毛嫌いしていたのに、塁上の走者にサインを送り始めた。
結果は二塁で刺され盗塁は失敗したが、解説の梨田が、「これでいい。きょうから、阪神の野球は変わりますよ」と叫んだのには、正直、驚いた。

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屈辱の借金10は危うく免れたが、ほっとしてはいけない。なんとか世代交代を急がねばならぬ。

ことし、阪神から広島にトレードされた喜田は、阪神時代は、一軍の打席に起用されても、これで失敗すると、また二軍にもどされると、がちがちの金縛りになっていたという。広島に来て、監督のおおらかなアドバイスもあってのびのび打てる。そして、結果が出せて、うれしいそうだ。阪神を出された喜田は、いまや広島の希望の星になった。

阪神は、監督の方針なのか、林はようやく日の目をみたが、桜井など、若手の出る幕を押さえてきた。上が、怪我をしなければ、打席に立てなかった。
外人監督率いるパの高卒選手は、若くてぴちぴちしている。スコアラーの提供するデータを信じて、思い切ってのびのびバットを振っている。専門家の目からみると、阪神の選手は、振っていないそうだ。そして、結果が出せず、出る幕のないままに、どんどん年を食ってしまう。いまこそ、しゅんなのに。
阪神の元若手が、パの他球団で、活躍しているのをどうみるかだ。
ま、ぼちぼち、いこか。これからや。

年功序列は、なんだかお役所仕事みたいだ。それに、むかしは、負けが込むと、おさだまりの内紛。あれはいただけない。

投稿者 nansai : 2007年6月20日 15:40