縦書きブログ「八軒家南斉」

WEB1グランプリ 準グランプリ受賞

2007年7月19日

七月十九日(木)

普及させたくない?エコバッグ商売

スーパーでくれる無料のポリ袋を、「レジ袋」というらしい。全世界で5000万枚とも一兆枚とも推定されている。
にわかに、これが世界中で、文字通り、袋叩きにあっている。いまや地球温暖化の元凶として、「ポリ袋廃絶」が叫ばれているのだ。

nansai070719-1.jpg

パリでもニューヨークでも世界の各都市で、法案が通り次第、実施に移されるだろう。
アメリカが、手のひらを返して、地球温暖化防止にむかい、急激にハンドルを切ったからだ。そして、政府公認の、ポリ袋に代わる布のバッグが、脚光をあびている。
珍現象として、こんなエコバッグが熱狂的に売れているのをご存知か。世界の街角の信じられない光景を、ぼくはテレビ報道でみた。

nansai070719-2.jpg

「あたしはポリ袋じゃないよーだ」と変な字で描いてある。英国の一流バッグデザイナーが手がけたこんなバッグが、それこそ、すごい人気だ。
みたところおそまつな中国製のズックのバッグ、取っ手は、布の紐製。どこがいいのかねえ。
デザインしたハインドマーチ女史のご尊名を、寡聞にしてぼくは存知あげなかったが、これが隠れもないブランド品で、知っている人には値打ちがあるらしい。

値段が2000円前後なら安いと、ロンドン、シンガポール、香港、台湾、東京、ニューヨークで売り出したら、徹夜も辞さない長い行列ができた。
お一人様三個で売り切れご容赦ということで、即、売り切れ。ネットオークションに出すと、3万円の価格がつくというからびっくり。台湾では、お客が殺到して、警察官が出動、病院行きの怪我人が30人。懲りてアジアでは、インターネットでしか売らないそうだ。
本来は、NPOが、環境破壊の諸悪の根源ポリ袋を廃止すべく、ハインドマーチ女史に、綿布のエコバッグのデザインを依頼したのに端を発する。

そんなわけで環境問題とまったくカンケイないお宝騒動が、世界の各都市の街角でくりひろげられている。してやったり。環境問題もファッショナブルにやらなければと、デザイナーの仕組んだ限定販売作戦がいやらしい。これが、大当たりというから、世の中、どうかしている。特に、ご婦人方の勘定がよくわからない。香港で買いそこなったお客が、わざわざニューヨークまで買いにくるらしいと、ニューヨークタイムズは、
ハインドマーチ女史の話を紹介している。ええかげんにしてほしいものだが。

投稿者 nansai : 2007年7月19日 16:12