縦書きブログ「八軒家南斉」

WEB1グランプリ 準グランプリ受賞

2007年9月12日

九月十日(月)

タイガース首位へ。でも暫定だ。
(あとどうなるかは、わからん)

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週末の三日間は、テレビの前にくぎづけになって、ひさしぶりに阪神巨人戦を堪能した。それも、三連勝とも一点差、ついに、ついに、五月に12もあった差をひっくりかえしたのだ。ようやった!

今朝の新聞では、タイガースは、もう優勝したように賞賛のあらしだ。ダッグアウトの奥で、いつもニガ虫を噛み潰して、薄くなった髪を手でなで上げていたオカダ監督も、白い歯を出して笑うようになった。

でも、プレーオフがあるから、日本シリーズに出場できるかどうかはわからない。しかし、値打ちからすると、この3連戦は、日本プロ野球の歴史に残るだろう。

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「首位や 虎ファン涙目」「12差 ひっくり返す」 
「奇跡生む 日替わりヒーロー」(毎日)
「21選手出場 トラ10連勝」(毎日)

21選手総動員は、タイガースカラーだ。
押さえの三枚投手は、もちろん、すばらしい。目先の一勝という、気合だけでは、連投酷使のつけがまわってくる。かならず。
下柳などベテラン選手は、39歳、心底、今年の異常猛暑がこたえたはずだ。
新世代の林 桜井、下園が飛び出してきたのは、もちろんだが、他球団で、戦力外通告を受けたり、引退寸前と思われた脇役の活躍がうれしい。高橋、葛城、野口、檜山の面々。間に合うかと思われた安藤の復活もありがたい。ファームに落ちている今岡はどうなのか。
「優勝マジック13点灯」(スポニチ)は、はしゃぎすぎだろう。

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ぼく自身は、「日刊ゲンダイ」のやたら長い、さめた見出しをたかく評価している。

「巨人3タテ25年ぶりの10連勝はメデタイし、いいことずくめの勝利だが…」
「何度もいうようだが、阪神首位に立つのはまだ早い」
「いつおちるんやろうと、そればっかり考えて体に悪いわ」もファンの偽らざる心理
「敵は、巨人だけでなく過密日程と連戦疲れと落合中日」などなど。

ご指摘のとおりだ。
ぼくは、ファンではあるが、テレビやラジオで応援する。
騒がしすぎる甲子園球場の熱狂的応援儀式になじめないのだ。本場アメリカでも、テレビで見る限り、ああいった光景は繰り広げられていない。クールジャパンの応援風景かなあ。
幼いこどもをつれて甲子園に出かけて、ユニホームを身にまとい、応援棒をふるまわし、雨中にも、六甲颪を絶叫する、ぼくにはあれほどの元気はない。

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いいことが、そんなに続くはずがない。
と、トラファンは、もともと、くらい性格だ。辛酸をいやというほどなめてきたから、はしゃぎすぎにブレーキをかけるのが、真性トラファンだ。
また、悪い予想ほどよく当たるのが、悲しい。今期も、広島に不覚をとる。ナックルにきりきりまい。日本シリーズではロッテに3タテ食うとか。
しろうとの予想通り、とは、どういうこっちゃ。なにしとんねん。

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そうではあるが、タイガースが勝つと、愉快だ。なんとなく気分がいいんだな。勝った夜は、うきうきして寝床に入り試合の経過を反すうしつつ眠りにつくこと、しばしばである。面白きこともなき世を面白く。ありがたいことだ。
入場料も払わないタダ見のファンのくせに、タイガースの試合、それも勝ちゲームだけを見るのがすきだ、とは勝手なものだ。

がんばりすぎずに、優勝しようや。
藤川投手は、ぼくにはエキスポランドのジェットコースターのように見える。目先の一勝にフル回転させて、球児をつぶしては、なんにもならん。捨てゲームも計算のうちや。

投稿者 nansai : 2007年9月12日 15:23