縦書きブログ「八軒家南斉」

WEB1グランプリ 準グランプリ受賞

2008年3月 1日

鈴をつけるのは誰?

民主党の指名競争がいよいよ煮詰まってきた。テキサスとオハイオが最後の決戦場だ。オバマの勢いがとまらない。ヒラリーは中傷で反撃を試みるが、ネットでみると敗色濃厚のようにみえる。
アメリカのジャーナリズムは非情でえんりょがない。次のように報じている。

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民主党の党内事情としては、早くヒラリーに名誉ある?撤退をしてほしいらしい。このまま、クリントン陣営がライバル候補に最後まで罵詈雑言を浴びせ徹底抗戦すると、党内が傷つき割れる。秋の共和党との本番で、どう転ぶかわからないからだ。
問題は、「だれがヒラリーに告げるか」だ。と、ワシントンポストの見出しには、惻隠の情はない。
なかなか言い出せない。誰がネコに鈴をつけるかだ、とある。そうだろう。そこは日本人の心情に似ているかな。戦いが終わったら敵味方ないという、ラグビーのノーサイドのようにはゆかないものだろう。ニューヨークタイムスには、過去の歴史からみて、もう暗殺の可能性を心配している記事も。

テキサス、オクラホマの決戦は終わっていない。なのに、戦い果てたとみて、敗因分析に入った新聞の論調が目立つ。ヒラリーさんには申し訳ないが、われわれ異国の野次馬には大変興味ふかい。

当初あれほど有利に立つていたはずのクリントン陣営がどうして個々まで追い詰められたのか。ヒラリーは、資金集めでは大口献金者を確保したはずだった。オバマは小口の草の根募金でクリントンを打ち破った。オバマ候補への献金は、一人平均わずか109ドルと、ABC放送が報じていた。運動員たちはクリスマスに一日休んだけだ。
オバマ陣営にくらべ、戦略の大きなミスが指摘されている。早くも戦犯探しだ。ヒラリーの戦略を立てたコンサルタントが、実名、企業の名を挙げて非難されている。ハゲタカが勝ち馬の本命クリントンにちゃっかり乗ったのだ。
寄付金集めなどのカネの使い方が乱脈をきわめていたとか、克明にデータが残っていて事細かに分析され報道されるのが、アメリカの選挙らしい。


投稿者 nansai : 2008年3月 1日 02:12