縦書きブログ「八軒家南斉」

WEB1グランプリ 準グランプリ受賞

2008年11月10日

「猛虎魂絶叫G倒 平尾」(デイリースポーツ)は、ちょっとはづかしいな。おめでとう、ライオンズ!

久しぶりで、テレビで、7戦にまでもつれ込んだ日本シリーズ決勝戦を堪能した。劣勢をはね返す見事な戦いぶりだった。土壇場の敵地で巨人を破った手負いの西武、若獅子戦士たちに祝福をおくろう。

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はじめは、普段なじみのないライオンズの選手は、みな同じ顔に見えた。投手も野手も、ヘルメットからぼさぼさのうしろ髪がはみだしているのは、おしゃれなのだろう。
ところが、打つは、走るは。連投を辞せず、強打者をねじふせるは。
それは、わかさ、わかさだ。王手をかけられてあきらめず、敵地で第6戦、第7戦をとった。

渡辺監督はあっぱれだった。湧井、岸の投手起用は、すごかった。だいたん、きわまりない。経験豊富で苦労人の投手は、監督にふさわしいのか。
昨年、26年ぶりにbクラスに落ち、主砲の抜けたチームを一年で日本一に押し上げた。

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力一杯振る打者のヘッドスピードが違う。若手にのびのびと力を発揮させたコーチ陣の指導力に脱帽である。
渡辺監督を支えるバイブルがあると、デイリーは一面で報じている。現役時代、広岡、森、野村と名将のもとでつけてきた「野球ノート」だ。からだで覚えたかけがえのない暗黙知を文字にして残す、プロの知恵と根性は、りっぱである。

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けさ、キオスクで買った関西のスポーツ紙の苦心の見出しは、いじましい。
「猛虎魂絶叫G倒、平尾。」
と、決勝打を放ち優秀選手に輝いた平尾のガッツポーを3面にのせた。平尾は、八年前に阪神を去った選手だ。
「93年ドラ2阪神入団、01年交換トレード‥プロ15年目に日本一に輝いた」とも。切り込み写真説明に、「93年、入団会見で初々しい表情の平尾」とある。
シリーズの解説で、ゲスト阪神金本が、巨人には歯がたたなかった強かったとしみじみ語るのをきいた。
このシリーズで、人気ではなく、若さのちからを思い知らされた。

投稿者 nansai : 2008年11月10日 15:49