縦書きブログ「八軒家南斉」

WEB1グランプリ 準グランプリ受賞

2008年11月12日

新大統領の頭を悩ませる「ファースト ドッグ」選び

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「ホワイトハウスで友人をつくるなら、イヌを飼うことだ」とは、トルーマン大統領の名言だ
オバマ次期大統領の解決すべきつぎの大きな課題は、もちろん二つの戦争と金融恐慌だ。しかし、別の難問?をかかえているという。
それは、来年のホワイトハウス入りの前に、家族のための愛犬をえらばなければならないことだ。
当選したオバマ氏は、勝利演説で、愛するこどもたちにホワイトハウスで小犬を飼ってもいいと約束した。このほほえましい約束を、世界中がきいていたのだ。いま、全米のウエブサイトは、どんな犬種が選ばれるか、いや選ぶべきかの話題で持ちきりである。

ホワイトハウスで大統領と家族を癒してくれる愛犬は、国民のスターでもある。
ファーストレディーならぬ「ファーストパピー(仔犬)」にどんな犬種がふさわしいか、ペット好きのアメリカ人の最大の関心事なのだ。

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オバマ氏は、記者会見で子犬選びに条件が二つあると述べた。上の娘のアレルギーを引き起こす、毛の抜けない、血統の正しい犬か、引き取り手のない収容施設の犬。(私のように雑種が多いのだが)。と、ユーモアを交えて、選ぶのに悩むことになりそうだとも。

記者会見でのコメントはあちこちで引用され、がちがちの共和党寄りの評論家も拍手した。全米の愛犬家、アレルギーのこどもを抱えている家庭、捨て犬を救いたい団体の共感をいっきょに獲得したのだ。
現在の最有力候補は、アレルギー持ちのマリアちゃんがリサーチしてお気に入りの「ゴールデンドードル」らしい。プードルとゴールデンレトリーバーの交配種だ。
犬にくわしくないぼくは、グーグルで探し当てた写真を見ながら、マウスでスケッチした。もじゃもじゃした毛並みの描写は、写真にはとてもかなわない。

大不況の暗いニュースをよそに、アメリカ中のブログやウエブサイトは、44代大統領の愛犬候補の情報で、ハチの巣をつついたようだ。人気投票?(犬気投票か)、も始った。

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オバマ氏は、捨て犬(自分のように雑種が多い)を収容所から引き取りたいとも述べている。このほう方がオバマ氏らしいという声も。

もともと、ジェファソンの牧羊犬からジョージブッシュのスコチッシュテリアにいたるまで、歴代の大統領にかわいがられた犬たちは、純血種が多いそうだ。犬たちは、ウエブサイトのアルバムで記録され、その名を歴史にとどめている。

さすがアメリカだと、たまげたのは、ブッシュ大統領の愛犬バーニーは、なんと堂々たる自分のホームページを持っている。ホワイトハウスのサイトだから、国費で運営されていることになる。バーニーは有名犬で、ユーチューブでは、ちょっかいを出した記者に噛み付いたシーンが紹介されている。
いまのようなきびしい時期だからこそ、ついほっこりしてしまう。

わが首相官邸は、どうだろう。まず、首相が、あんなにくるくる変わったら、とても犬なんか飼えないよねえ。

若者向けにキャラが立つと自称する首相だが、選挙の人気取りには、ハンフリー・ボガードのように顔をゆがめて葉巻をくわえるよりは、仔犬を抱くほうが親しみを感じてもらえるのでは?

投稿者 nansai : 2008年11月12日 14:18