縦書きブログ「八軒家南斉」

WEB1グランプリ 準グランプリ受賞

2009年6月26日

六月二十六日 うん、気持ちはわかるぞ。サンスポ「ノーモア暗黒時代」特集


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かつての常勝?タイガースが、だめトラ状態になって必死にあがいている。
「タイガースみたいやないがな。こんな強いタイガースには、つきあいきれんで。」と不遜にもぼやいていた昨年が、あほみたいだ。驕れるものは久しからず、だった。

星野も岡田も最初のシーズンは4位だったからなあと、最初は遠慮がちに真弓阪神を見守っていた新聞雑誌が、たまりかねて、タブーだった首脳批判を始めた。気の早いのは、次の内閣まで取りざたし始めた。
ぼくにしてみれば、うん、これはこれで、面白くなったぞ。

5位、借金6.こんなに弱い阪神では、キオスクで新聞も売れず、部数低下で新聞社もおまんまの食い上げだろう。
監督をぼろくそに批判しないと、新聞が売れないところまできてしまったのか。勝っても負けても、甲子園球場は満員御礼だが。

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まずサンスポの「ノーモア暗黒時代」緊急連載。
取り巻きのはずのトラ番記者が、火ぶたをきった。

真弓監督は底上げの力となる2軍を重要視していない。もっと動け。ファーム視察を欠かさなかった前監督のように、もっと自分の目で、2軍戦力をみきわめるべしという。
ベンチでの真弓のなんともいえない薄笑いが、まわりを唖然とさせるという。

言いたいことは山ほどあろう。
監督の動きが遅い。動くと、こける、自分の意見がないからコーチの意見を聞きすぎるのか。切り札檜山の出番がつくれない。下位のチームにクローザーはいらない。いっせいにブーイングだ。

いいぞ、その調子。と声援していたら、なんのことはない。
怪企画、サンスポ特集「ノーモア暗黒時代」は、へなへなとトーンダウンしてしまった。
トラを再び暗黒時代に戻さないためのトラ番記者15年の渾身の提言だったはずなのに。
「補強OK 太っ腹オーナーに甘えればよかったのに」の見出しで、緊急提言は幕引きのようだ。
いったい、だれにメシ食わせてもらっとるんじゃと、球団と、こてこてのトラキチたちに噛みつかれたのだろう。
ある見出しに、「株主怒った、」というのがあった。
これは傑作だ。あんまり負けるので、どんな選手をとってきたんやと、社長が株主総会でつるし上げられたらしい。

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ぼくは、半世紀にわたるトラウオッチャー。甲子園にほとんど行かないから、現場のナマの野次の肺腑をえぐる激烈さは知らない。
タクシーの運転手さんと野球批評を楽しむ。かれらは容赦しない。えげつない。4番新井に三塁を守らせるのは無茶だ。オリンピックで腰骨を骨折したのが、かんたんに半年で直るはずがない。などなど。

クールでハンサムな真弓は、球史に残る天才的ユーティリティ・プレーヤーだった。でも、監督のウツワかなあ。ぼくは、違うと思う。ナガシマさんのように。

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関西系のテレビ解説は、高校野球もどきのよいしょ中継だ。若いアナの猫なで声が気持ち悪い。
いつからああなったのか。OB解説者も辛口の正論をかますとすぐおろされるのだろう、奥歯にものの挟まったコメントばかりだ。

強いばかりが阪神ではないとも思うのだ。
晩年の名監督ケーシーステンゲル監督率いていた、むかしのニューヨークメッツのように。毎年100敗以上最下位だったが解任はされず、ニューヨーク市民から愛されたという。この国では無理だろうが。

残りの長いシーズン。まだ優勝をあきらめていないなどと言うソラゾラしい大本営発表は、もういい。

いい材料がないから、といって、悔い改めたサンスポも、一面に、カーネルおじさんの担ぎ出しはないだろう。
「カーネルお祓いで、超常現象」とは、わけわからん。「真弓宮司が真弓に太鼓判。呪い解けた!」
なんでも、サンダース人形が、住吉大社で修復初披露され、87歳の宮司さんが、監督と同姓の真弓さんだそうな。そういうことか。悲しいね。

ああ、なにしとるんや。ぼけ。ドジ。歯に絹を着せないつっこみ、ぼやき、罵詈雑言を浴びせつつ、応援しよう。それしかない。むかしのように。

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投稿者 nansai : 2009年6月26日 13:04