縦書きブログ「八軒家南斉」

WEB1グランプリ 準グランプリ受賞

2009年7月13日

七月十三日 歩道上の凶器。自転車。

先週は、ぼくは、八軒家かいわいの道路を歩いていて、二回も交通事故に遭遇しそうになった
相手はふつうの自転車である。

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歩道のうえを、自転車は、音を立てず忍び寄り、すり抜け、追い抜いてゆく。
一回目は、歩道を歩いていて、後ろから肩をどーんとつかれよろめいた。赤いシャツを着たおっさんがごめんともいわず、ゆうゆうと走りさり遠ざかった。
それこそ、あ、という間。

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歩行者は安心しきって、歩道を歩いている。後ろに目はない。突き飛ばされて吹っ飛んで転倒したら、声もかけられない。(これを計画的にやれば、大阪名物ひったくりだ)
もう一回は、ゼブラ交差点だ。
信号が青に変わる。待ちかねた歩行者は、横断歩道をよそ見せずとことこと前を向いて歩く。そこへ、横から、斜めから、自転車が飛びこんでくる。
その日も、ぼくのすぐ真横に一台突っ込んできた。
ぶっつかれば跳ね飛ばされて転倒だ。目をつぶった。観念して、思わず「ああっ」と声が出た。
危うし。南斉。
ギギギギと、寸前の急ブレーキで、自転車は急停止。
乗っていたのは、中学生くらいの少年。びっくりした顔で「すみません」という。
つい、ぼくもいくじなく、つぶやいた。
「ああ、びっくりした」と。

「こらあ、気をつけんかい」などと、ぼくには怒鳴りつける元気はもうない。

大阪の無法地帯は、歩行者が通る歩道だ。
歩道上を我が物顔に疾走する自転車をたしなめ警告する信号もメッセージもない。
クルマから人を守るための歩道を、スピードの出る自転車が暴走すれば、これから、かなりのけが人(打ち所によっては死人も)が出るだろう。防ぐいい案は出ないだろう。

投稿者 nansai : 2009年7月13日 15:50