縦書きブログ「八軒家南斉」

WEB1グランプリ 準グランプリ受賞

2009年11月 9日

十一月九日 ゴジラ天晴れ。日本の誉れ。

9年ぶりに、ニューヨークヤンキースが、ようやくワールドシリーズで優勝した。地元ニューヨークデイリー紙は報じた。
「今夜が最後のピンストライプのユニフォームだったのかもしれないマツイが、6打点をあげ、歴史を刻んだ」。

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なんと、松井秀喜選手が、最優秀選手に選ばれたのだ。シリーズ記録タイの6打点はすごい。パワーだけではない、過去のデータにもとづく頭脳プレーの結果だろう。考えて、瞬時に投手の配球が読めている。
シリーズMVPは、体力に劣る日本人打者としては、信じられない不滅の名誉だ。あえて春さきのWBC日本代表チームには参加しなかったが、国民栄誉賞ものだろう。でもこの好成績をもってしても、かれの花道になるかもしれないという。楽天の野村元監督と違って、未練がましく、ぼやきはしないだろうが。

ファンからは、ゴジラの愛称で親しまれたが、故障には勝てず、試合前にはことしで終わる契約がもう更新されることはないと、ドライにニューヨークのメディアは報じていた。来年の球団カレンダーには、かれの写真はのっていないそうだ。

渡米7年目で、もう35歳、手首を痛め、手術したひざからは、しばしば水を抜かねばならない。年俸14億円は、外野を守れないのに、チームには高すぎる買い物だと、揶揄されていた。

大リーグでの高額報酬の一流選手の出入り、入れ替えは、はげしい。MVPをとったマツイ自身は、契約継続に色気を示している。ヤンキースもニューヨークのファンも好きだとも。
勝てば、官軍。となるかどうか。
パレードの沿道をうめつくすファンからは、シリーズタイトル奪還に貢献したマツイに嵐の賞賛だが、若返りを図らねばならぬクールな球団は、日本人のようには情にほだされない。選手の価値は、コンピュータが計算する。
さて、どう出てくるか。ヤンキース。

少年の頃、熱心な阪神ファンだったときく松井選手の晩年は、広い甲子園球場が似合うと思うのだが。

投稿者 nansai : 2009年11月 9日 13:31