縦書きブログ「八軒家南斉」

WEB1グランプリ 準グランプリ受賞

2009年12月18日

十二月十八日 ごくろうさん。寒いけど、がんばってな。

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「かわいい。」「癒される。」アンコールにこたえて、高さ九?の巨大なアヒルが、寒風身にしみる八軒家浜船着き場跡に、かえってきた。
「水都大阪2009」では、ややPR不足だったラバーダック。
夜はライティングもされず、暗い川にひとりぼっちで浮かんでいた。
今回は、師走一二日から二五日まで、「光のルネサンス」行事の一環で今度はライトアップされて、寒空の大川に浮かぶことになった。これは、オランダ人の作家のインスタレーション作品。
あほみたいに、ばかでかくて、のんびり、あっけらかんと、まことに単純で、意表を突くおふろのおもちゃ。
黄色いダックは、はるか遠くからも見える。人々は「やあ、でっかいなあ」といながら、ケータイカメラ片手にちかづいてゆく。
あらためて、これぞ愛される前衛作品だ。とても、いい。拍手だ。

前回浮いていたときは、マスコミがとりあげなかったせいか、案外、人が集まらず、大人は気付かなかったが、小さな子だけが無邪気に無条件にエンジョイして喜んでいた。
それを横目でみながら考えた。
大阪では、吉本系のけたたましいお笑いでないと反応しないのかなあ。大阪人は、センスがないとはいわないが、受け止めるユーモアの質が違うのか、とちょっとさびしい思いをしたことを思い出した。
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もともと、このアヒルが登場したのは、日本とオランダ修好四〇〇年を記念してだった。東京が舞台で、アヒルが浮かんだ以外は、大阪は蚊帳の外だったようだ。

ぼくは、ちょっとあたまにきた。ごまめの歯ぎしりにすぎないが。
明治以前の大阪とオランダは、近い関係にあった。
大阪こそ、蘭学発祥の地ではないか。適塾をわすれてはいけない。北浜の適塾から、福沢諭吉、大村益次郎など、蘭学をおさめ明治維新に貢献した先駆者をあまたうみだしているではないか。かれらは、一冊のオランダ語の辞書を争うように筆写したというではないか。
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大阪をわすれてはいませんか。大阪の適塾こそ、日蘭修好四〇〇年の原点の一つであると、オランダ大使館に、いっておくべきだった。
そんなわけで、おそまきながら、日蘭修好を記念して、アヒルに啓蒙されたぼくは、勝手に、ポスターとTシャツをデザインしてみた。
オランダ政府!など、主催者には、無断で。おとがめはないだろう。ま、いっか。著作権にふれないように、ダックの写真は使わず、稚拙なタッチでマウスで描いておいたから。

ついでに、おもちゃのゴムアヒルがかわいいという声にこたえて、たのまれもしないのに、Tシャツ用のデザインをいくつか。

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みよ。ゴムのアヒルが、空を飛んでいる。大川から飛び立って、オランダに帰るというストーリーだ。
大川に昔から棲んでいる河童のがたろ爺が、アヒルの子をダッコしているポスターも。一寸法師みたいに生まれたてのアヒルの子が卵の殻に乗っているのも。
いちびりついでに、このあひるに、勝手に名前を付けたダッ子。英語読みのオランダのダッチと、アヒルのダックとを組み合わせたてみたのだが。

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投稿者 nansai : 2009年12月18日 14:38