縦書きブログ「八軒家南斉」

WEB1グランプリ 準グランプリ受賞

2010年11月10日

十一月十日 え、年金でたら、パチンコ?

「パチンコ熱中のお年寄り急増。
年金つぎこみ、家族借金も」
朝日新聞のネットをあけたら、こんな記事が飛び込んできた。東京の私鉄駅に近いパチンコ店は、白髪の目立つ高齢者で埋まっていたとある。
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偶数月の「15日」には、2か月分の国民年金と厚生年金が全国いっせいに支給されるから、パチンコ店は高齢者をあてにしているそうだ。ふうん。
60歳以上のパチンコ競技人口は、200万から300万人、4人に一人が高齢者という統計もある。
さみしさをまぎらわすとか、退屈しのぎが、いつの間にかパチンコ依存症になり、年金をつぎ込み、家族関係が破壊されるとは、おだやかでない。
ぼくの故郷の地方都市でも、田んぼのまんなかのショッピングセンターには豪華なパチンコ殿堂が併設されている。タクシーの運転手さんの話だが、年金支給日には、おばあさんもおとづれて、きょうは何万円もすったというのをきいた。
さみしいし、ほかにすることがないので、高齢者が年金でパチンコに熱中か。この国は、どうなっているのだろう。

若いもんも、だまっていない。グーグルをあけてみた。
「パチンコ屋にいる老人、年金かえせ。」
「パチンコやってる爺婆に年金支給するな」
「年金はいいだろ。生活保護費もらってパチンコするのはけしからん」とか、もろもろの罵詈雑言であふれている。

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いまや、不況にもかかわらず、テレビのCMは、朝から晩までパチンコメーカーの提供だ。通勤でぼくの乗っている地下鉄車両も、全身ペイントされて、パチンコメーカーの走る看板だ。

それで、この不況のなか、パチンコ産業は繁栄しているのだろうか。何でも調べられているウェブ百科事典?のウイキメディア「パチンコ」をあけてみてほしい。びっくりするから。
風俗営業としてのパチンコの問題点として、合法性についての疑問、北朝鮮の資金源として、警察との癒着、パチンコ依存症、児童の車内放置、脱税、在日韓国、朝鮮人の関係があげられている。全国のパチンコ店1万7000店オーナーの90%が在日韓国、朝鮮人という。
政治家もからんで、パチンコ関連の議員連盟がある。

終戦直後、半世紀前は、ぼくもパチンコ狂のはしくれだったが、当時は、一台一台、ブリキ製のデザインが違い手作りだった。でこぼこの土間の上にパチンコ台がならんでいて、ちーんじゃらじゃら、出た玉の補充してくれるのは若い女性だった。おーい出ないぞ、とよくさけんだものだ。その前にあえなく討ち死にするのだが。
パチンコ台の絵を描こうとして、さて、困った。パチンコにごぶさたして半世紀、最近の派手に宣伝している機械をみたことがない。グーグルイメージを参照したが、劇画や映画?とおぼしきスターの顔など、意匠がごちゃごちゃ複雑すぎて、ぼくの手には負えない。
あきらめた。

投稿者 nansai : 15:21

2010年11月 5日

十一月五日 かわいいからウサギの絵は似てしまう。

来年の干支は、ウサギだ。年賀状のウサギの描きかたの本が書店に山積みだ。
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これは、うさぎをうしろからみたところだ。しっぽがついている。こんなうさぎを描く人はいないだろう。

ところが、海の向こうでは、サンリオのうさぎキャラクターのキャシーが訴えられて、オランダの裁判所から販売の差し止めをくらったそうな。本場オランダの大御所ミッフイーとが、酷似しているといちゃもんがついた。
キャシーは、新聞の写真ではじめてみたが、猫のキティちゃんのリボンをつけているだけで、裁判所は、頭と体の比率、顔、手足の場所など多くの特徴で、ほとんど同じと判定した。


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ひいきめにみても、これは勝ち目がないと思う。サンリオのノックアウト負け。なぜなら、キティちゃんのリボンをはづせば、素人目にはくべつがつかないからだ。
うさぎのキャラクターはまづかった。
あのていどのキャラクターで、本場ヨーロッパで商売するには、相手が悪いよ。コピーおかまいなしの中国でならいざしらず。
ミッキーマウスに匹敵する定番の大先輩は、あまりに天下のセレブキャラクターなのだ。絵本から飛び出して、交通標識や工事現場にまで登場している。
そもそも、ミッフィーの作者ディック・ブルンナーはうさぎの顔をぎりぎりにまで単純化して二頭身の二足歩行させた大傑作なのだ。
古来、うさぎの絵は、描きやすい。シンプルだから誰にも描ける。usagi2.bmp
ほら、ぼくにも、ブルンナーのまねができる。あのぎりぎり削ぎ落したシンプルなうさぎは、ブルンナー究極のけっさくなのだ。
ことしも、そろそろ年賀状のうさぎを考えなくちゃな。
ミッフィにあやかって、かわいいのを。

投稿者 nansai : 15:32

2010年11月 2日

十一月二日 ドリトル先生を覚えていますか?

最近、むかしこどもだった大人たちが「ドリトル先生」を懐かしがっているらしい。

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1920年からはじまったものがたりだが、ドリトル先生の名をきくだけで懐かしさがこみあげてくる人も多いだろうと、「福岡伸一と歩く ドリトル先生のイギリス」(新潮社)。

あひるやさるなどの動物語を自在に操り動物たちとコミュニケーションできるこころ優しい太っちょの医者ドリトル先生に、子供のぼくは夢中になった。
戦前ラジオもテレビも普及していない頃、薄くなった少年倶楽部に連載されていたが、戦争が始まると、とぎれとぎれにしか読めなかった。
たしか「ドリトル先生アフリカゆき」というシリーズだった。次の旅行先を地図帳をでたらめに開いて鉛筆をおとして決める場面は忘れられない。
こどものぼくには、井伏鱒二の名訳よりも、ごひいきの河目悌二のユーモラスな挿絵が魅力だった。

ドリトル先生シリーズは、戦後、立派なハードカバーで出版されたが、原作者ロフティングの絵が定番なのだが、ぼくはなじめず、少年倶楽部の河目悌二の絵が懐かしい。大出版社版が高価だったこともあって、ドリトル先生には、その後ごぶさたしてしまった。
時代の変化で、先生も、物語の中の黒人への「差別的表現」がうとまれて絶版になったりしたそうな。「ちびくろサンボ」と同じ運命をたどった。

最近のドリトル先生の紹介は、ぼくよりもはるかに若い研究者が、少年期に、全冊をすみずみまで何度も夢中になって読了したらしい。
戦争が終わり、日本は豊かな時代になっていた。うらやましく思う。

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ところが時代がさらにかわって、読書端末キンドルなどで、ワイヤレスであっという間に、全文がダウンロードできるようになった。ロフティングの英語も、短く、子供向きのやさしい語り口なので、ぼくにも楽しめる。アマゾンなら、キンドル版700円。すでに著作権がきれているから、無料でもダウンロードできる。便利な時代になったものだ。
満員電車の車内。一心不乱ケータイに眼を落とす若者たちを尻目に、優先座席に腰をおろして(運よく座れたらのはなしだが)おもむろに読書端末を取り出して、「ドリトル先生」を読む。便利ではあるが、これもちょっとねえ。

投稿者 nansai : 15:17

2010年11月 1日

十一月一日 今岡、がんばれ。

日本シリーズも、トラキチにとっては、他人事である。
ああ、いうてせんないことながら、タイガースは、今年もあかんかった。
クライマックス シリーズで、巨人に2たてくらって、二戦目の4点差大逆転がくやしいのお。中日を倒しての日本シリーズへ挑戦ならず。

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判で押したように、ここ一番で負けるのが、いかにも「阪神」らしい。
例年になく三割打者がずらり並んだ期待のダイナマイト打線が不発だった。予想外の外人打者の活躍で、二位によじのぼった結果を、よしとしよう。


翌日のスポーツ新聞各紙の裏面は、ソフトバンクに先制ホームランを浴びせたロッテ今岡の勇姿がのっていた。なんと、なつかしい。
「がけっぷちロッテを救った今岡「驚弾」」と大きな見出しが躍る。「古巣は沈んでも」だと。ご丁寧に。

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昨年阪神を引退勧告された、かつての天才打者今岡だ。まさかの起用にこたえて、748日ぶりの公式戦アーチだった。

トライアウト、二軍暮らしから這い上がった今岡。老兵は消えずだ。
阪神時代の今岡の像をマイドキュメントのアーカイブから出してきた。DHでの健闘を祈ろう。

投稿者 nansai : 15:59